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2005年07月21日

IVmaj7#11を使ったII-V-Iの代理進行

初心者のためのジャズ理論講座第七回
http://jazz-impression.seesaa.net/category/213962.html
で書いた2.のIVmaj7#11ですが、ここで説明しているとおり#11の音はV7の3度の音であるためドミナントの代理として使えそうなことがわかります。

先の第七回の1.ではトニックにおける#11のことを書いていて、構成音を工夫するとUST(アッパーストラクチャトライアド)になることを説明しています。キーがCならD/Cですね。

ではサブドミナントであるIVmaj7で同じように#11でUSTを作るとどうなるでしょうか?キーがCならG/Fになりますね。構成音は下からF,D,G,Bになります。

ん???キーCにおけるGはドミナントじゃないですか。

となるとG/Fはサブドミナントに#11を入れたテンションコードでもありますが、ドミナントのベース音を7thにしたものとも考えられます。まあ話を元に戻せばそもそもサブドミナントでは通常使わないはずのV7の3度の音が入ってるわけですから当たり前といえば当たり前ですね。

初心者のためのジャズ理論講座はかれこれ5年くらい前に書いたのですが今更こんなことに気づくとは。。。

試しにII-V-IをII-IV#11-Iにして弾いてみましょう。キーCならDm7-G/F-Cmaj7ですね。

どうですか?ちょっと不自然ですかね?

ではIIm7を代理コードのIVmaj7にしてみましょう。IVmaj7-V/IV-Imaj7ですね。

割と自然な感じになってきましたかね?

では更にImaj7を代理のIIIm7にしてみましょう。IVmaj7-V/IV-IIIm7ですね。キーがCならFmaj7-G/F-Em7となります。

かなりいい感じな響きになりませんか?V/IVの前後のコードの構成音をうまく組み立ててコードがスムーズにつながるようにしてあげましょう。

さて、個人的には最後に挙げた進行が一番しっくり来ます。Imaj7に解決するにはV7としてのテンションが一つもないのと、F,D,G,Bで組み上げたG/Fだとドミナントのポイントである3度と7度の音程差が増4度ではなくオクターブ以上離れてしまっているため、ドミナントの持つ不安定さが弱いのかもしれません。

で、どうやって実際に応用するか考えてみましょう。

最後の進行IVmaj7-V/IV-IIIm7を使いたいわけですから元に遡ってIIm7-V7-IIIm7の進行がある曲で使えますね。スタンダードではよく出てきますね。あと逆循環の進行はIIm7-V7-IIIm7-VI7なのでここでも使えますね。

ちなみに宮崎駿のハウルの動く城のメインテーマ「人生のメリーゴーランド」という曲でこの進行が使われています。楽譜無しで説明するのは難しいですが、最初はCm7-F7-B♭maj7とやっているところを2回目にE♭maj7-F/E♭-Dm7と変えています。テーマメロディと見事にマッチしていて素晴らしい!!

この曲は出だしがGmのキーから始まっているのでここでのB♭majは平行調になりますね。なのでそもそもここでのCm7-F7-B♭maj7は偽終始なので解決感が弱めです。だからE♭maj7-F/E♭-Dm7に変えても違和感なく響くのでしょうね。


posted by tanujazz at 17:22| Comment(5) | TrackBack(0) | ジャズ方法論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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