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2005年05月02日

第七回 「テンション(2)」

第七回
「テンション(2)」

前回では実際にコードにテンションを加えて弾いてみたでしょうか?
弾いた人はだいぶ「JAZZっぽくなってきた」と感じたのではないでしょうか?
今回は前回{ }の中にあった特別なテンションについて説明します。

1.Tmaj7の♯11

まずは弾いてみてください。キーがCなら、CEGB+F♯です。このテンションは他の構成音やテンションとの組み合わせでいろいろな響きが出るので各自試してみてください。個人的にはF♯の全音下のE(元のEより1オクターブ上)を加えて弾くのが好きです。
使いどころとしてまず挙げられるのはエンディングで、最後のコードがTmaj7で終わる時には使えます。

ちょっと特別な使い方を一つ挙げておきましょう。次のように弾いてみてください。

Cmaj = C(1)、E(3)、A(6)、D(9)、F♯(♯11)

構成音は書いた通りの並びで弾くのがポイントです。
ちょっとふわっとした感じになりますね。試しにU−X−TのTをこのようにして弾いてみてください。
解決感があるようなないような、なんか肩透かしをくらったような響きがします。
テンション3つの音、A、D、F♯をよく見てみてください。実は並びを変えると、D(長三度)F♯(短三度)A、となり、Dのトライアドであることがわかります。トライアド(3和音)というのは7度を入れない3つの構成音からなるコードのことです。

Cのコードの上のほうにDのコードが乗っかっているような感じですね?
このときのDのトライアドのことをアッパーストラクチャトライアド(UST)といいます。これはちょっと上級テクニックですが、覚えておくと周りの初心者に差をつけることができます。他にもUSTはありますが、説明はまたの機会にしましょう。
ここでは、Tmaj7に全音上のトライアドを乗せることができると覚えておいてください。
ただし、他のテンションや構成音とぶつからないように注意しましょう。あとは乱用に注意です。ここぞというときに一発カマすつもりでガツンと弾きましょう。

2.Um713th、Wmaj7♯11

Uの13thとWの♯11は同じ音ですね。確かめてください。

まずWの方ですが、形はTmaj7のときと同じですね。ですが、この時の♯11はX7の3度の音なので曲中での響きは違います。
Um7で弾いてみたほうがわかりやすいでしょう。
前回も説明しましたが、U−Xはセットで一つと考えてよい、言いかえればU−XというのはTに向かうためにあるのでX−Tと解釈してしまっても問題ありません。逆に元のコード進行がX−TでもU−X−Tに分解するのはありです。この話は次回します。
とにかくUm7で13thを弾くとほとんどX7の響きになります。なぜなら13thはX7の3度の音で、かつUmにはX7の7度の音が含まれているからです。X7のポイントは3度と7度の音でしたね?
わからない人は自分でキーを決めて弾いて確認してください。

3.オルタードテンション

前回のX7のテンションをもう一度見てみましょう。

G7(GBDF)   = X7   9th(A)、13th(D)、{♭9th(A♭)、♯9th(A♯)、♯11th(C♯)、♭13th(D♭)}

{}の中のテンションについて説明します。
まずこれらの4つのテンションをオルタードテンションといいます。「オルタード(alterd)=変えられた」というようにナチュラルテンションを半音上げたり下げたりしたものです。

とりあえずいろいろな組み合わせで弾いてみてください。ナチュラルテンションとは全然違う響きがすると思います。
ナチュラルテンションとオルタードテンションを組み合わせて弾くのもアリです。
これだけテンションが多いと組み合わせもかなり幅広くなると思います。各自研究してみてください。

さて、いろいろ弾いてみたところで今度はU−X−Tに混ぜて弾いてみましょう。
どうですか?ナチュラルテンションを使うよりもオルタードテンションを使ったほうがより解決感が得られませんか?

なぜなのか考えてみましょう。
まずX7というのは3度と7度の音による不安定感がポイントでした。そしてその不安定感がトニックの安定感に変わるために解決感が得られるのです。
オルタードテンションの音を見てみると、どれもダイアトニックの音ではないですね?キーがCならCDEFGAB以外の音であるということです。一般的にノンダイアトニックな音を弾くと不安定な響きになるので、X7にオルタードテンションを加えることによってセブンスコードの不安定さが更に増すことがわかります。

では実際によくあるテンションの組み合わせ例を示します。

基本 :♭13+♭9、 ♭13+♯9、 13+9、 ♯9+♯11
N+A: ♭13+9、 13+♭9、 13+♯9、9+♯11

これ以外にもオルタードテンションを一つだけ加えたりと組み合わせや、音の並べ方(オクターブ違いとか)等で何通りものコードが考えられます。N+Aというのはナチュラルテンションとオルタードテンションの組み合わせということです。

今回のポイントはオルタードテンションです。しっかり覚えてとにかく自分で弾いてそれぞれの響きを耳で覚えてください。
オルタードテンションはJAZZっぽい響きを出すためにはかなり重要です。というかものすごく重要です。


posted by tanujazz at 21:30| Comment(0) | TrackBack(0) | ジャズ理論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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