banner_04.gif人気blogランキング参戦中! ←記事が役に立ったら押してやってください

2005年02月28日

第三回 「コードの役割」

第三回
「コードの役割」

第二回ではコードの名前や構成などを学びました。
今回はそれぞれのコードの役割というものを説明します。
今回のところはとても重要です。

コードというのは曲のキーによって同じコードでも全く役割が異なってきます。
例えば同じFmaj7でもキーがCのときとFのときでは全く意味が違ってきます。
構成音は全く同じ(F、A、C、E)なのになぜこうなるのでしょうか?

1.コードの分類

まずコードには大きく分けて3つの役割があり、必ずそのどれかに属しています。
その3つの役割とは、

トニック(T) = 主和音
サブドミナント(S.D) = 下属和音
ドミナント(D) = 属和音

です。ダイアトニックコードは7個ありましたが、それらはこの3つに分類されます。
まずトニックの基本となるのはTmaj7です。サブドミナントの基本はWmaj7です。ドミナントはX7です
なんでそうなるのかという質問は専門家の人に聞いてください。

2.ドミナントモーション

とりあえずピアノで、Fmaj7−G7−Cmaj7と弾いてみてください。
最後にCmaj7を弾いたときに曲が終わったときのような感じがしませんか?しないという人は感じるまで繰り返し弾いてください。
これはCのキーでのWmaj7-X7−Tmaj7という進行です。

なんとなくわかったと思いますが、ドミナントの後にトニックを弾くと曲の終わりのような感じがします。
このような「感じ」のことを属に「解決感」と言います。
サブドミナントは名前からもわかるように、この解決感を更に助長するような役割を持っています。

この後半のX7−Tmaj7という進行をドミナントモーションと言います。

ではなぜドミナントモーションが解決感をもたらすのでしょうか?
キーをCとしてX7とTmaj7の音を見てみましょう。

X7 = G7 = G、B、D、F
Tmaj7 = Cmaj7= C、E、G、B

まずX7ですが、第二回で説明したようにセブンスコードというのは3度の音がメジャーで、7度の音がマイナーであるというコードです。
この3度の音と7度の音の間隔を見てみると、半音6個であることがわかります。ここではBとFの間隔です。
ではメジャーセブンスコードではどうでしょうか?
例えばCmaj7だとEとBの間隔ですから、半音7個ですね。
マイナーセブンスコードではどうでしょうか?
Dm7ならFとCの間隔なので、メジャーセブンスと同じく半音7個です。
つまりセブンスコードだけ3度−7度の間隔が半音6個になっているわけです。

この二つの音をピアノで弾いてみましょう。キーがCの場合はBとFです。ガンガン弾いてみましょう。
どうでしょうか。あまり心地のよい響きではないと思います(普通の人には)。
では続けてCmaj7の3度と7度であるE、Bを弾いてみましょう。
先ほどの深いな響きが頭に残っている人にはとても心地よい響きになると思います。こう感じない人は繰り返し弾いてみてください。

さて、どうやらドミナントモーションにおいてはTmaj7とX7の3度と7度の音が重要な感じがしてきます。
その通り重要なんです。
先ほどのX7の3度と7度の音を同時に鳴らしたときの不快な感じは半音6個という間隔特有のものであり、トニックに解決したい感じをかもしだす役割をしているのです。
実はX7コードに限らず、コードに色をつけているのは3度と7度の音なのです。
極端な話、ある曲のコード進行を3度と7度だけで弾いても曲の進行感というのはちゃんと出ます。
ピアノやギターなど、バッキングをするときの基本は3度と7度だと思ってください。

3.代理コード

さて、Tmaj7、Wmaj7、X7の3つのコードの役割はわかりましたが他の4つのコードはどうでしょうか。
ここで第一回目のキーCでのコードの構成音をもう一度見てみましょう。

Cmaj7(メジャーセブンス)=C、E、G、B
Dm7(マイナーセブンス)=D、F、A、C
Em7(マイナーセブンス)=E、G、B、D
Fmaj7(メジャーセブンス)=F、A、C、E
G7(セブンス)=G、B、D、F
Am7(マイナーセブンス)=A、C、E、G
Bm7♭5(マイナーセブンスフラットフィフス)=B、D、F、A

Em7の構成音とCmaj7の構成音を比べてみてください。
Em7のDとCmaj7のC以外の3つの音が同じであることに気づきましたか?五線譜に書くとよりわかりやすいです。
このような見方をして似たもの同士を並べてみましょう。

トニック
Cmaj7(メジャーセブンス)=  C、E、G、B
Em7(マイナーセブンス) =    E、G、B、D
Am7(マイナーセブンス) =A、C、E、G

サブドミナント
Dm7(マイナーセブンス) =D、F、A、C
Fmaj7(メジャーセブンス)=   F、A、C、E

ドミナント
G7(セブンス)                 =G、B、D、F
Bm7♭5(マイナーセブンスフラットフィフス)=  B、D、F、A

こんな感じになりました。
もう想像できると思いますが、Em7、Am7はCmaj7の親戚のようなものです。この親戚のことを代理コードといいます。
基本的に代理コードというくらいなので置き換えることが可能になります。

4.再びU−X

代理コードについての詳しい説明はまた今度にお預けということにしましょう。
ここではサブドミナントの代理コードであるUm7に着目します。

第一回で説明したU−XのUm7というのはWmaj7の代理コードであるので、元に戻してTmaj7に解決させてみると、

Wmaj7-X7-Tmaj7

となり、最初にでてきたコード進行と同じになります。
では最初に弾いたFmaj7−G7−Cmaj7をもう一度弾いた後に、Dm7−G7−Cmaj7を弾いてみましょう。
どちらも最後のCmaj7で解決感を感じると思いますが、Dm7から始まったほうがより強い解決感を感じると思います。感じない人は感じるまで弾きつづけてください。

このDm7−G7−Cmaj7はキーがCなのでUm7−X7−Tmaj7です。
さきほどのドミナントモーションの説明では3度と7度の音が重要だと述べましたが、実はもう一つ解決感を強める要素があります。
それはルート音の動きです。
つまりXからT、キーがCならGからCです。GからCまでは、G、A、B、Cと4度上がっているので4度進行しています。
ルートが4度進行するととても進行感が出るのです。

では、UからXはどうでしょう?
キーがCならD、E、F、Gで4度進行になります。
つまりW−Xのように2度上がるだけよりも、U−Xのようにルートを4度進行させたほうがコードの進行感が出るのです。
ゆえにW−X−TではなくU−X−Tという進行を用いるのが一般的になるのです。

では第一回のときのように例を見てみましょう。

例1:Fブルース

Fブルースの基本的なコード進行は、(「|」が小説の変わり目だと思ってください)

F7   | B♭7 | F7 | F7
B7 | B7 | F7 | F7
Gm7  | C7  | F7 | F7

これを全部ローマ数字で書きかえると、

T7   | W7  | T7 | T7
W7   | W7  | T7 | T7
Um7  | X7  | T7 | T7

となりました。3段目がU−X−Tがありますね。

例2:枯葉

「枯葉」の1段目を見てみましょう。

Cm7 | F7 | B♭maj7 | E♭maj7

キーはB♭なので、

Um7 | X7 | Tmaj7 | Wmaj7

となります。いきなりU−X−Tから始まっているのがわかります。

U−X−Tについてはおわかりいただけたでしょうか?
解決感がわかるようになるまで繰り返しピアノやギターを使ってコードを弾いて体感してください。

posted by tanujazz at 18:02| Comment(0) | TrackBack(0) | ジャズ理論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス: [必須入力]

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。