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2005年02月18日

第一回 「U-X」

まず「U-X」は「ツーファイブ」と読みます。「U-X」はJAZZをやるうえでとても重要なので最初に概要を知っておきましょう。

何が「U-X」なのかを説明するには少し和音(=コード)の勉強が必要になります。
ここでは楽譜を書けないので、より理解を深めるためには各自五線譜を用意して自分で書きながら読むことをお勧めします。


説明を簡単にするためにキーをCとします。つまりいわゆるドレミファソラシドです。ピアノでいうなら白鍵です。
ここで

ド=C=T、レ=D=U、ミ=E=V、ファ=F=W、
ソ=G=X、ラ=A=Y、シ=B=Z


という表現をします。
普通、和音というと「ドミソ」のように3つの音で考えると思いますが、とりあえずJAZZでは7thの音を加えた4つの音で組み立てると思ってください。
そうすると、


Cmaj7(メジャーセブンス)=C、E、G、B
Dm7(マイナーセブンス)=D、F、A、C
Em7(マイナーセブンス)=E、G、B、D
Fmaj7(メジャーセブンス)=F、A、C、E
G7(セブンス)=G、B、D、F
Am7(マイナーセブンス)=A、C、E、G
Bm7♭5(マイナーセブンスフラットフィフス)=B、D、F、A


このようにドレミファソラシドをルートとした7個のコードができます。
キーがCのときCDEFGABをダイアトニックトーンと言いますが、これらのコードはダイアトニックコードと呼びます。


ここで最初につけた数字を用いてコードを表現すると、

Cmaj7 = Tmaj7
Dm7  = Um7
Em7  = Vm7
Fmaj7 = Wmaj7
G7   = X7
Am7  = Ym7
Bm7♭5= Zm7♭5


このようになりました。このような表現をする理由はキーが変わっても同じ表現ができるためです。
たとえばキーをFとした場合は、

Fmaj7 = Tmaj7
Gm7  = Um7
Am7  = Vm7
B♭maj7= Wmaj7
C7   = X7
Dm7  = Ym7
Em7♭5= Zm7♭5


という風になります。他のキーでもこういうように考えます。


ここまでくれば大体予想できると思いますが、U-Xというのはここにある

Um7-X7

というコード進行のことです。コード進行というのは曲の中でのコードの流れ方です。

ではなぜU-Xが重要なのか?

それはほとんどの曲中にU-Xが頻繁に出現するからです。知っての通り(知らなかったりして)、JAZZ(バップ)でソロをとる際にはコード進行を基盤として考えます。そのコード進行の中でも最も出現率が高いことからその重要性がわかってもらえると思います。

わかりやすくするために、具体例を挙げましょう。

例1:Fブルース

Fブルースの基本的なコード進行は、(「|」が小説の変わり目だと思ってください)


F7   | B♭7 | F7 | F7
B♭7 | B♭7 | F7 | F7
Gm7  | C7  | F7 | F7


これをさっきのように全部ローマ数字で書きかえると、


T7   | W7  | T7 | T7
W7   | W7  | T7 | T7
Um7  | X7  | T7 | T7


という風になります。3段目にU-Xがありますね。
T7やW7がmaj7でないのはブルース特有で、これについては後に説明するとします。
とりあえずここではU-Xだけ注目してください。

例2:枯葉

有名な「枯葉」の1段目を見てみましょう。

Cm7 | F7 | B♭maj7 | E♭maj7

キーはB♭なので、

Um7 | X7 | Tmaj7 | Wmaj7

となり、いきなりU-Xから始まっているのがわかります。
このようにして、他の曲もローマ数字で書きなおしてみて、U-Xを探してみましょう。
posted by tanujazz at 00:52| Comment(3) | TrackBack(1) | ジャズ理論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
素晴らしい!
本当に分かりやすいです!
いやー感動です!
勉強させてもらってます。(感謝)
Posted by たべおさる at 2005年07月31日 16:33
お役に立てて光栄です!
Posted by 管理人 at 2005年08月01日 09:01
佐藤です。
Posted by at 2006年10月28日 20:52
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Excerpt: 理論のお話には必ずコードの話がでてくる。単音楽器のサックス奏者はアルペジオ(分散和音)で感じるので、和音については弱いのである。そこですばらしいブログがあるので是非参考にしてください。http://j..
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Tracked: 2005-12-16 10:22
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