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2007年04月15日

Round about midnight

Real book

'Round About Midnight

全く持っていまさらだけどかの有名なRound midnigntを練習。手持ちのReal Bookに載ってるコードは昔に「全然違う」と教えられて以来自分でコードを取るのが苦手だったので敬遠し続けていた曲。

とはいえReal Bookを参考にしつつMilesバージョンのコードを取ってみると、

うーん、確かに50%くらい違うかも。。
しかしこの曲はMilesのバージョンがあまりに有名なためいろんなミュージシャンがCDで取り上げているのですがみんなみんな自分の好きなようにリハモ(コードを変えてしまうこと)しています。そんだけいじりがいのある曲なんですね。作曲はセロニアス・モンクですがモンクのオリジナルはまだ聴いたことないです。今度聴いてみよ。
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posted by tanujazz at 23:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月21日

Relaxin' with The Miles Davis Quintet




Relaxin





Relaxin



おすすめ度の平均: 5







いわゆる名盤。「ジャズ聞くなら何がいい?」と聞いて「マイルス(・デイビス)だね」と答えられた人は数多いと思う。私の場合もそれで、高校の時にジャズライフだったかスイングジャーナルのマイルス特集を読んで田舎な地元のCD屋さんに行って探すと「ラウンド・ミッドナイト」を見つけたのでそれを買って聞いたのだけどいまいち自分の持っていたジャズ感とはちょっと違っていた。そのマイルス特集でもマイルス初期の代表作としては「ラウンド・ミッドナイト」を挙げていた。
今思えばあの時にこの「リラクシン」を先に聞いていればその後の「マイルスいまいち感」はなかったかもしれない(いや当初はハードロックとかヘビメタ聴いてたから「フォア・アンド・モア」の方がよかったかな)。
いずれにせよおそらく初心者に聞きやすいのは「ラウンド・ミッドナイト」よりも絶対にこっちだと思う(名演というやつは大体初心者にも聴きやすい)。1曲目、3,5曲目あたりは有線でしょっちゅう流れているのでスタバなんかでなんとなく耳にしたことがあるでしょう。題名の通りリラックスして聴ける演奏が多いのでおやつの時間や夜のバータイムに一人でくつろぎながら聴きたい一枚。でも中身は超名演だけどね。

このアルバムレコーディングの背景はRelaxinで検索すればいっぱい出てくると思うので省略するとして、とにかくマイルス初期の黄金クインテッド(5人編成)のメンバーによるビ・バップ以降&モード以前の最高の演奏がつまった一枚。テナーのコルトレーンはちょっといもっちい演奏をしているがその他の4人は聴き所満載。

1. If I Were a Bell
2. You're My Everything
3. I Could Write a Book
4. Oleo
5. It Could Happen to You
6. Woody 'N You

Miles Davis(tp)
John Coltrane(ts)
Red Garland(p)
Paul Chambers(b)
Philly Joe Jones(ds)
posted by tanujazz at 08:57| Comment(2) | TrackBack(1) | Miles Davis | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月13日

Dem New York Dues

Dem New York Dues
Dem New York Dues
posted with amazlet on 06.10.13
Don Patterson
Prestige (1995/04/17)
売り上げランキング: 161,564


スイング度  ☆☆☆☆
勉強になる度 ☆☆☆☆☆
BGM向き度 ☆☆☆☆

Pat Martino目的で買った一枚です(笑。Pat Martinoは自身のリーダー一作目を1967のEl Hombreで出していますが、この頃のMartinoと最近のMartinoは全く違います。個人的には今よりもこの頃の方が断然好きだし良いと思う。

最近再発され始めたのか、Don PattersonというオルガニストのアルバムにMartinoがサイドメンとして参加しているものがいくつかあり、これもその一つです。

前半と後半で録音時期、メンバーが違い、Martinoは前半の参加。Don Pattersonという人のプレイはオルガニストにしては地味な方でたまにベースラインの弾き方など気に入らない部分もありますが、私の目当てはこの時代のMartinoの演奏を聴く事なのでそんなことはかまいません(笑。

肝心のMartinoの演奏はというと、すべてのソロがコンパクトにまとめられており(多分誰かの指示だろうな)物足りない感があるものの内容はストレートなバップになっていてよく歌っています。音色もEl Hombreの時とほとんど同じで今とは全然違うフルアコの生きた音がしています。なんといっても8分音符のニュアンスが今より断然良いです。

ぱっと見ではよく知られたスタンダードがちらほらですが、他の曲もよくあるパターンのコードで構成された曲なのでコピーするにはうってつけです。

1 Little Shannon
2 Opus de Don
3 Dem New York Dues
4 Sir John
5 Stairway to the Stars
6 Oh Happy Day
7 Perdido
8 Good Time Theme
9 Hip Trip
10 Blue'n Boogie

#1-5
Don Patterson (org)
Blue Mitchell (tp)
Junior Cook (ts)
Pat Martino (g)
Billy James (ds)

Recorded in Jun 1968

#6-10
Don Patterson (org)
Virgil Jones (tp)
George Coleman (ts)
Houston Person (ts)
Frankie Jones (ds)

Recorded in Jun 1969
posted by tanujazz at 08:45| Comment(2) | TrackBack(0) | Pat Martino | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月17日

Here and There

Here and There
Here and There
posted with amazlet on 06.05.17
Jesse Van Ruller
Criss Cross (2002/03/12)
売り上げランキング: 103,525


スイング度  ☆☆☆☆
勉強になる度 ☆☆☆☆☆
BGM向き度 ☆☆☆☆

ジェシ・ヴァン・ルーラーはオランダ人ギタリストで最近最も注目を浴びているギタリストの一人ですね。最近では少ないオーソドックスなスタイルでありながらものすごいテクニックとリズムとフレージングで新鮮な感じさえ覚える気持ちのよいジャズを聴かせてくれます。

この人のプレイの特徴としてはシングルノート中心のソロ中に的確に入るコード。ピアニストがソロ中に間を取る様に左手でコードを入れるような感覚でコードを入れます。ギタリストなら誰でもやるようなことですがジェシのそれは非常にバランスがよくいい具合にコードがはさまるので聴いていて心地が良いのです。この人のこういった間の取り方が個人的にはツボです。

もう一つはピッキングです。ピッキングをわざとブリッジ側に持って行ったりすることで変わる音の出方のニュアンスをうまく使って聴き手を飽きさせません。またものすごくすばやくピックを隠し持って指弾きに変えるのも特徴ですがこれはギタリストにしかわかりませんね。

フレージングの特徴としてはオーギュメントを非常に多用することが挙げられます。最近ちょっと10.Cedar's Bluesをコピーしたのですが聴いていてはっとするサウンドがしたフレーズをコピーしてみるとただのオーギュメントだったりします。ギターの場合オーギュメントを弾く場合1弦から6弦まで渡り歩くことになりピッキングが大変ですがこれはいい練習になります。

スタンダード曲がほとんどですし、II-V(ツーファイブ)に限らずおいしくてちょっぴりモダンなビバップフレーズが満載ですのでコピーするには大お薦めです。

1.Best Things in Life Are Free
2.Christina
3.Bye, Bye Baby
4.Subconscious-Lee
5.Prelude to a Kiss
6.Debits and Credits
7.Everything I Love
8.In Walked Bud
9.Ballad of the Sad Young Men
10.Cedar's Blues

Jesse Van Ruller(g)
David Hazeltine(p)
Nat Reeves(b)
Joe Farnsworth(ds)
Frans Van Geest(b) (track7,8,9,10)
Willie Jones III(ds)(track7,8,9,10)
posted by tanujazz at 23:00| Comment(2) | TrackBack(0) | Jesse Van Ruller | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月22日

Incredible Jazz Guitar

Incredible Jazz Guitar

スイング度  ☆☆☆☆☆
勉強になる度 ☆☆☆☆☆
BGM向き度 ☆☆☆☆

Full Houseと並ぶいわゆる名盤。ここでもウェスの単音ソロ→オクターブ奏法→コードソロという確立されたソロを堪能できる。

1曲目のAireginからして怒涛のソロ。短いけどスピード感があって秀逸。実際にこの曲にチャレンジしてみてから聴き直すとウェスの偉大さが痛いほどわかる(笑)。

2曲目のブルースは泥臭いスリーコードブルースとちょっとシャレ気のあるジャズブルースの中間を絶妙に行ったり来たりするバランスが憎い。トミフラのピアノもコロコロした感じでスイングしてます。



1.Airegin
2.D-Natural Blues
3.Polka Dots And Moonbeams
4.Four On Six
5.West Coast Blues
6.In Your Own Sweet Way
7.Mr. Walker (Renie)
8.Gone With The Wind

Wes Montgomery (g)
Tommy Flanagan (p)
Percy Heath (b)
Albert Heath (ds)

Recorded in 1960
posted by tanujazz at 15:00| Comment(8) | TrackBack(0) | Wes Montgomery | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月11日

第八回「セカンダリードミナント」

第八回
「セカンダリードミナント」

懸命な人なら、すでにいろいろな曲のコードを度数表記しているでしょう。していない人は自主性に欠けています。
しかし、ここまでに説明した知識だけでは表せないコードが数多く存在します。
今回はそのうち最も重要なものについて説明します。

1.X7以外のセブンスコード

枯葉の1小節目から9小節目までのコードを見てみましょう。

Cm7    | F7  | B♭maj7 | E♭maj7
Am7♭5|D7 |Gm7  |G7
Cm7

ここまでの説明で、7章節目までのコードの役割についてはわかると思います。
では8小節目のG7はどうでしょうか?
前にも説明しましたが、2段目はGマイナーのキーと考えられるので、GをルートとしたダイアトニックコードはGm7であるはずです。

では、9章節目のCm7とG7の関係に着目してみましょう。
G7はCm7の4度下のコードですね?逆にいえばG7からドミナントモーションしてCm7に解決していますね?
つまり、8小節目の瞬間だけCマイナーのキーになっていると考えることができます。
しかし9章節目のCm7は、CマイナーキーのCm7ではなくB♭キーのUm7です。間違えないで下さい。

このように、トニックコード以外のコードに結びつくセブンスコードのことをセカンダリードミナント(コード)と呼びます。

ブルースを例にとってみましょう。

例:Fブルース

Fブルースの基本的なコード進行は、(「|」が小説の変わり目だと思ってください)

F7   | B♭7 | F7 | F7
B7 | B7 | F7 | F7
Gm7  | C7  | F7 | F7

ですが、ここにセカンダリードミナントを加えると、

F7   | B♭7 | F7 | F7
B7 | B7 | F7 | D7
Gm7  | C7  | F7 | C7

となります。2段目のD7がGm7のドミナントになっていますね。3段目のC7はもともとのドミナントコードです。
実はもう一つセカンダリードミナントがあるのですが、わかるでしょうか?

前にも説明しましたがU−Xは二つで一つのように考えることが出来ます。言いかえると、Um7またはX7が単体で存在する時にU−Xに分割することが出来る、またその逆もありということです。

では3つのドミナントをU−Xに分割してみると、

F7   | B♭7 | F7 | Cm7 F7
B7 | B7 | F7 | Am7♭5 D7
Gm7  | C7  | F7 | Gm7 C7

先ほどのもう一つのセカンダリードミナントというのは1段目4章節目のF7でした。F7はB♭キーのドミナントですね。
2段目の4章節目は3段目1小節目のGm7に向かうU−Xです。

2.ブルースにおけるスケール

ここで、ブルースのセブンスコードについて説明しておきましょう。
そのためにはブルースに用いるスケールについて説明しなければならないので説明します。

まずはメジャーペンタトニックスケールです。ペンタというのはどこかの国の言葉で「5」という意味です。つまり五つのトニックを持つスケールだとでも覚えておいてください。どういうスケールかというと、キーがFなら

Fメジャーペンタトニックスケール=F(1)、G(2)、A(3)、C(5)、D(6)

です。メジャースケールの4度と7度の音を省いたスケールです。
次にマイナーペンタトニックです、

Fマイナーペンタとニックスケール=F(1)、A♭(3)、B♭(4)、C(5)、E♭(7)

です。Fマイナースケールの2度と6度の音を省いたスケールです。
ではこの二つのスケールを組み合わせて更に♭5であるBの音を入れたスケールを弾いてみましょう。

Fブルーノートスケール=F(1)、G(2)、A♭(♭3)、A(3)、B♭(4)、B(♭5)、C(5)、D(6)、E♭(♭7)

♭3、♭5、♭7の音を含んでいることに注目してください(メジャー7thは抜けています)。一般には♭3の音のことをブルーノートと言いますが、本当のブルーノートというのは♭3と3度の間の音です。ギターなら♭3の音を中途半端にチョーキングした音ということです。ジャズではブルーノートの雰囲気を出すために♭3を弾いてすぐに3度の音を弾くという方法がよくとられます。

さて、このスケールだと7度の音がフラットしていますね?よってトニックコードがTmaj7ではなくT7になるのです。
同じようにWmaj7もW7になります。確認してみてください。

ブルースではこの3つのスケールは基本的にどこでも弾いていいと思っていいでしょう。
ただ、ジャズらしさをかもし出したいなら2段目のW7の時にメジャー3度の音を弾くのはひかえましょう。なぜならメジャー3度の音はW度のコードのメジャー7thにあたる音だからです。ブルース的な響きが損なわれるのです。
詳しくはまた次の機会に説明しましょう。

今回で重要なのは前半のセカンダリードミナントです。しっかり理解して、いろんな曲のコードを度数表記してみましょう。
セカンダリードミナントがたくさんあることに気がつくはずです。

これで、ほとんどのコードについてはその役割がわかるようになるはずですが、まだ説明していないコードもいくつかあります。
ですがそれらについてはおいおい説明することにします。

posted by tanujazz at 22:59| Comment(1) | TrackBack(0) | ジャズ理論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月04日

Butterfly

Butterfly by 笠井紀美子 with ハービー・ハンコック

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笠井紀美子 with ハービー・ハンコック

グルーブ度  ☆☆☆☆☆
勉強になる度 ☆☆☆
BGM向き度 ☆☆☆☆☆

最近自分にヒットしたアルバム。ハービーファンにはたまらないコレクターズアイテム的なCDです。ハービーのファンク時代の名曲やMaiden Voyageのめずらしいアレンジ、スティービー・ワンダーのAsなど、「おお、この曲をこうやりましたか」みたいなので楽しめる。しかもそれを本人(ハービー)がやってるから面白い。Tell Me A Bedtime Story なんかまったり系。

個人的にはI Thought It Was Youが聴けるだけでシアワセ

ライナーノーツを見ると、ハービーが日本にSunlight時代のファンクバンドを連れてツアーに来たときにレコーディングしたそうな。この頃の楽曲は複雑なアレンジのものが多いけど、ボーカルが入ってキーが変わっているのにメンバーの演奏の変わらなさっぷりにびっくりです。きっと楽譜なんて見てないんでしょうね。

ちなみにI Thought It Was Youのボコーダー通して歌ってるのがハービー本人だって知ってました?

アルバムの存在自体はマニア度高めですが、総じてとっても聴きやすいのでファンク初心者にもお薦めです。

曲目
1.I Thought It Was You
2.Tell Me A Bedtime Story
3.Head In The Clouds
4.Maiden Voyage
5.Harvest Time
6.Sunlight
7.Butterfly
8.As

members
-笠井紀美子 (vo)
-Herbie Hancock (key,vo)
-Bennie Maupin (sax,bcl)
-Ray Obiedo (g)
-Webster Lewis (key)
-Paul Jackson (b)
-Alphonse Mouzon (ds)
-Bill Summers (per)
posted by tanujazz at 01:28| Comment(9) | TrackBack(0) | Herbie Hancock | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月26日

Boss Guitar

Boss Guitar

Boss Guitar
スイング度  ☆☆☆☆
勉強になる度 ☆☆☆☆
BGM向き度 ☆☆☆☆☆

秋の夜長にジャズはいいですね。そんな中でもオルガンジャズは夜長のお酒に最高のつまみになります。
オルガンと言えばギター。ギターと言えばウエス。ウエスのオルガンものといえばこれ。他にもあるけどジミー・スミスとのやつは秋の夜長というよりは夏という感じなので今はパス。

で、冒頭の画像にあるのがウエスのオルガントリオ作品"Boss Guitar"。

ひたすらしっとり過ごしたい方はDays of Wine and Roses(酒バラ)For Heaven's Sakeをループ再生しましょう。間違いなく自分の世界に浸れます。酒バラでのウエスの単音ソロなんかは本当にメロディが歌っていてウエスのバラード演奏の中でもNo.1を争う名演でしょう。またテーマをほとんどコード付きで弾いていますがこれはコピー必須です。

もちろん他にもラテンナンバーを3拍子アレンジしたベサメ・ムーチョや軽快なTrick Bagなどゴキゲンなナンバーが目白押しです。

1: Besame Mucho
2: Besame Mucho [Take 2]
3: Dearly Beloved
4: Days of Wine and Roses
5: Trick Bag
6: Canadian Sunset
7: Fried Pies
8: Fried Pies [Take 1]
9: Breeze and I
10: For Heaven's Sake

WES MONTGOMERY (g)
MEL RHYNE (org)
JIMMY COBB (ds)
Recorded on 1962/04/22


posted by tanujazz at 09:36| Comment(0) | TrackBack(0) | Wes Montgomery | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月21日

IVmaj7#11を使ったII-V-Iの代理進行

初心者のためのジャズ理論講座第七回
http://jazz-impression.seesaa.net/category/213962.html
で書いた2.のIVmaj7#11ですが、ここで説明しているとおり#11の音はV7の3度の音であるためドミナントの代理として使えそうなことがわかります。

先の第七回の1.ではトニックにおける#11のことを書いていて、構成音を工夫するとUST(アッパーストラクチャトライアド)になることを説明しています。キーがCならD/Cですね。

ではサブドミナントであるIVmaj7で同じように#11でUSTを作るとどうなるでしょうか?キーがCならG/Fになりますね。構成音は下からF,D,G,Bになります。

ん???キーCにおけるGはドミナントじゃないですか。

となるとG/Fはサブドミナントに#11を入れたテンションコードでもありますが、ドミナントのベース音を7thにしたものとも考えられます。まあ話を元に戻せばそもそもサブドミナントでは通常使わないはずのV7の3度の音が入ってるわけですから当たり前といえば当たり前ですね。

初心者のためのジャズ理論講座はかれこれ5年くらい前に書いたのですが今更こんなことに気づくとは。。。

試しにII-V-IをII-IV#11-Iにして弾いてみましょう。キーCならDm7-G/F-Cmaj7ですね。

どうですか?ちょっと不自然ですかね?

ではIIm7を代理コードのIVmaj7にしてみましょう。IVmaj7-V/IV-Imaj7ですね。

割と自然な感じになってきましたかね?

では更にImaj7を代理のIIIm7にしてみましょう。IVmaj7-V/IV-IIIm7ですね。キーがCならFmaj7-G/F-Em7となります。

かなりいい感じな響きになりませんか?V/IVの前後のコードの構成音をうまく組み立ててコードがスムーズにつながるようにしてあげましょう。

さて、個人的には最後に挙げた進行が一番しっくり来ます。Imaj7に解決するにはV7としてのテンションが一つもないのと、F,D,G,Bで組み上げたG/Fだとドミナントのポイントである3度と7度の音程差が増4度ではなくオクターブ以上離れてしまっているため、ドミナントの持つ不安定さが弱いのかもしれません。

で、どうやって実際に応用するか考えてみましょう。

最後の進行IVmaj7-V/IV-IIIm7を使いたいわけですから元に遡ってIIm7-V7-IIIm7の進行がある曲で使えますね。スタンダードではよく出てきますね。あと逆循環の進行はIIm7-V7-IIIm7-VI7なのでここでも使えますね。

ちなみに宮崎駿のハウルの動く城のメインテーマ「人生のメリーゴーランド」という曲でこの進行が使われています。楽譜無しで説明するのは難しいですが、最初はCm7-F7-B♭maj7とやっているところを2回目にE♭maj7-F/E♭-Dm7と変えています。テーマメロディと見事にマッチしていて素晴らしい!!

この曲は出だしがGmのキーから始まっているのでここでのB♭majは平行調になりますね。なのでそもそもここでのCm7-F7-B♭maj7は偽終始なので解決感が弱めです。だからE♭maj7-F/E♭-Dm7に変えても違和感なく響くのでしょうね。


posted by tanujazz at 17:22| Comment(5) | TrackBack(0) | ジャズ方法論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月08日

I Want to Hold Your Hand

I Want to Hold Your Hand

I Want to Hold Your Hand

スイング度  ☆☆☆☆☆
勉強になる度 ☆☆☆☆
BGM向き度 ☆☆☆☆☆

邦題は「抱きしめたい」。

Grant Greenまず聴くならどれがいい?
Grant Greenならどれが一番いい?

どちらも迷わずこのアルバムをお勧めします。全体的に聴きやすくBGMとしても使えるジャズ入門に持って来いなCDでしかもジャズを相当聴きこんでから聴きなおしてもやっぱりいい。

テナーサックスのハンク・モブレーはかなり脇役的な存在で演奏の大部分はグラント・グリーンとラリー・ヤング、エルビン・ジョーンズによって構成されています。でもモブレーが入っているおかげでBGM向き度が上がっているのは間違いない。

アルバムタイトルの1曲目I Want to Hold Your Handはビートルズナンバーをボサノバアレンジしたもの。おやつの時間にお茶でもしながら聴きたくなるようなさわやかな演奏

個人的お気に入りテイクは2曲目のスピーク・ロウと5曲目のThis Could Be the Start of Something。2はアップテンポの4ビートでラリー・ヤングとエルビンがグイグイとドライブして見事にスイングしています。その強烈なビートに乗ってグリーンのグリーン節が炸裂。最後の逆循しているところなんか何回も同じフレーズを弾いていてちょっと笑ってしまいますがグリーンなだけに許してしまいます(笑)。

5ではミディアムテンポの4ビートでこれまた典型的なグリーンのビ・バップフレーズ連発で聴いても気持ちよし、勉強にももってこいです。

基本的にグラント・グリーンは同じフレーズを露骨に使うクセがありますが彼の一番の魅力であるジャズのタイム感とニュアンスによって見事にスイングしているのです。フレーズを完コピして弾いてみると同じようなスイング感はそう簡単には出せないのでグリーンの偉大さに気づくでしょう。

しかし、こんな名盤が1000円以下で買えてしまうのですね。


1.I Want to Hold Your Hand
2.Speak Low
3.Stella by Starlight
4.Corcovado (Quiet Nights)
5.This Could Be the Start of Something
6.At Long Last Love

Grant Green(g)
Hank Mobley(ts)
Larry Young (org)
Elvin Jones (ds)

Recorded on March 31,1965




グリーンの8ビート系でのお勧めはコチラです。
Green is beautiful
http://jazz-impression.seesaa.net/article/4717164.html


posted by tanujazz at 17:43| Comment(0) | TrackBack(0) | Grant Green | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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